自作曲雑記: Quexplore
お久しぶりです。
雑記は理論やテクニックの解説ではなく、ただの私の感想日記です。
第一弾として、最近作ったDnBについてたらたらと感想を書いていきたいと思います。
実は自作曲をサンクラに投稿するのは実は初めてではなく、 私が高校生の頃にコッソリ投稿していた時期がありました。 しかし、ある日急に恥ずかしくなってアカウントごと消してしまったんです。
そのときも当時やっていた個人ブログに感想記事を書いていたのを思い出しました。 その時の記録は残っていませんが…。
しかし、「「作ってみたい」→「作ってみた」→「とりあえず投稿」」、 この流れ、当時の楽しい記憶を思い出しつつ、今も趣味を楽しめている感じがあって好きです。続けたい。
タイトル「Quexplore」は造語です。
私が学んできた技術分野の影響で、なんとなくITっぽさや工学っぽい世界観のあるワードを使いたかったのがきっかけです。
量子ビットの単位が"Qbit"で、そこからなんとなく"Qu"を付けると量子の世界っぽさが出そうな気がしたので、 そこにexploreしようと考えた次第です。
おそらく今後もしばらくは同じ傾向でタイトルを決めると思います。
ジャケットはAppleのMotionで作りました。
Motionはモーショングラフィックス特化のアプリで画像編集ソフトではないのですが、 モーショングラフィックでよく見られる幾何学模様を使ったデザインはかなり簡単に作れます。リプリケータさまさまです。 まぁ正直なんでもいいやと思いささっと作ったのですが、思ったよりそれっぽくなったのでしばらくは使い回そうと思っています。
IIDXやBMS楽曲のBGAでモーショングラフィックスがよく使われているイメージがあり、 その影響かお手製のジャケットもなんか音ゲーっぽい気がしています(笑) というかむしろ音ゲー好きだから自然とそうなった、というのが正確ですね。
そろそろ、この曲そのものの話をします。
この曲のトラックメイクは、ふと「Liquid Drum'n Bassを作ってみたいな〜」と思い作り始めた曲の断片からスタートしています。
私は曲を作る際、テーマ、用途(、場合によっては込めるメッセージ)を大方固めてから作り始めます。 ですがこの曲はただ単にDnBを作ってみたいという気持ちだけでスタートしました。
元々のラフはかなりLiquidらしい空間を意識していたんですが、完成品はそんなにLiquidでもなくなっちゃいました(笑)。 テーマを決めてないと、作り始めたときの意図に対して完成物の意図が変わってしまうことが多いです。 とはいえ、趣味としてはこれはこれでありだな〜とゆるく考えています。
また、ベースミュージック自体作るのが初めてだったので、音をどうやってまとめるのが良いか模索しながらやっていました。
音ゲーのサウンドが耳に馴染んでいるので、目指すゴールはなんとなく掴めていました。 しかし実際やってみるとけっこう難しいですね。 書き出した後に聴くと改善点に気づく…のループを永遠に続けられそうです。
この無限ループにハマっている自作曲がけっこうあるのですが、このサンクラ投稿を期に「ある程度妥協して世に出したほうがいいな」と踏ん切りがついた気がします。
ここまであまりエレクトロジャンルに触れてこなかったゆえ、ベースの音の種類を色々知ったのも大きな経験でした。
この曲では特に、Reese Bassのパートを作ったことが良い経験になりました。 (なおそのせいでLiquidなのかNeurofunkなのかよくわからなくなってます。)
先述のようにこれまでベースミュージック自体に触れてこなかったので、ベースをメインに引き立てるようなサウンドメイクは非常に新鮮でした。
また、DAWをBitwig Studioに代えてからオートメーションでウネウネさせるのが癖になりました(笑)。 色々なパラメータをウネウネさせる仕組みがとても柔軟で、かっこいいフィルターやグリッチが簡単に作れるのが本当にありがたい。
また、買ったばかりのDUNE3を多用しました。
付属のプリセットの音もたくさん使いました。プリセット便利すぎる。
今までシンセが欲しくなったら脳死でSerumを立ち上げるほどSerum頼りだったところ、 この曲の制作を通して一気にお気に入りになりました。
サンクラ投稿で懐かしさを覚えつつ、新しいスタートを再び切れた気がします。
ではまたいつか。