スピーカーケーブル自作メモ
今回はアンプ→キャビネット用のケーブルを自作したので,その作業メモです.
今回使うモノ
ケーブルには通称ウミヘビ,定番のBELDEN 9497を使いました.
端子はSwitchcraftの280を2つ.
サウンドハウスで購入しました.合計990円. 9497は1mからの切り売りで,350円/1m.今回は1mで購入. 端子は1個320円なので,2個で640円.
先に完成品はこちら. 1mではなく,50cmで作りました.
工具
今回使う道具は以下の通りです.
- はんだごて(40W)
- はんだ
- はんだ取り線(絶対必要ではないが)
- ワイヤーストリッパー
- テスター
- 絶縁用テープ
ワイヤーストリッパー,テスターは昔,秋月電子で購入したものだったと思います.
テープ,ホコリだらけですがまぁ問題なし.
作業
ケーブルの長さ調整
今回,ケーブル長を50cmとしたいので,購入したケーブルを半分に切ります. 自宅用なので,正確に長さは測ってないです. 適当なとこで切ってます.
ちなみにコネクタはこのようになっています. 端子の長い方をマイナス(GND),短い方をプラスとして使います.
配線の準備
コネクタのカバー側をケーブルに予め通してから,端子の配線をしていきます. 配線してからだとカバーが付きません…
9497はねじってあるため,少しほどきます.
ここから,撚り線を出していきます. 自分は以下のようにワイヤーストリッパーをうまく使って出しました. 線もカバーも太く,そのままでは切れてしまうので, 少しやさしめに挟んで,カバーだけに切れ込みを入れてカバーを引き抜く感じでした.
配線
自分はマイナス側から配線しました. はんだは多めに盛っておきました. 後で端子のカバーをつける際に邪魔にならないよう,内側に配線しました. 位置は適当です.
次にプラス側を配線していきます. 外側から配線したのですが,内側からやったほうが良かったですね. 端子のカバーをつけるときに苦労しました.
不安要素を減らすために,プラス側はテープで包んでおきました. スピーカーケーブルは大電流が流れるので,ショートの危険はできる限り排除しておきたいですね.
片方の配線が終わったら,もう片方の方も同様に配線します.
両方の配線が終わったタイミングで,テスターを使い導通を確認.
完成
絶縁テープを付け,端子のカバーを取り付ければ完成です. ケーブル側の絶縁テープの感じが汚いですが,とりあえずそれっぽくはなりました.
アンプにつないで動作確認. 今回使用したのはHugues&Kettner TubeMeister 40 DeluxeとTM112. スタンバイを上げ,ギターのボリュームを上げ…
無事,音が鳴りました.安心.
終わりに
はんだごてなどの電子工作用工具があれば,かなりローコストでスピーカーケーブルを自作できることがわかりました. はんだ付けは4回だけですし,こだわらなければ簡単に作れますので,皆さまも挑戦してみてはいかがでしょうか.