まくんの音楽ノート

自由気ままに音楽とプログラミング

スピーカーケーブル自作メモ

今回はアンプ→キャビネット用のケーブルを自作したので,その作業メモです.

今回使うモノ

ケーブルには通称ウミヘビ,定番のBELDEN 9497を使いました.

端子はSwitchcraftの280を2つ.

サウンドハウスで購入しました.合計990円. 9497は1mからの切り売りで,350円/1m.今回は1mで購入. 端子は1個320円なので,2個で640円.

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01_BELDEN 9497 & Switchcraft

先に完成品はこちら. 1mではなく,50cmで作りました.

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自作ケーブル9497 完成

工具

今回使う道具は以下の通りです.

ワイヤーストリッパー,テスターは昔,秋月電子で購入したものだったと思います.

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テープ,ホコリだらけですがまぁ問題なし.

作業

ケーブルの長さ調整

今回,ケーブル長を50cmとしたいので,購入したケーブルを半分に切ります. 自宅用なので,正確に長さは測ってないです. 適当なとこで切ってます.

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ちなみにコネクタはこのようになっています. 端子の長い方をマイナス(GND),短い方をプラスとして使います.

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配線の準備

コネクタのカバー側をケーブルに予め通してから,端子の配線をしていきます. 配線してからだとカバーが付きません…

9497はねじってあるため,少しほどきます. f:id:Makungoron:20210831221919j:plain

ここから,撚り線を出していきます. 自分は以下のようにワイヤーストリッパーをうまく使って出しました. 線もカバーも太く,そのままでは切れてしまうので, 少しやさしめに挟んで,カバーだけに切れ込みを入れてカバーを引き抜く感じでした.

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配線

自分はマイナス側から配線しました. はんだは多めに盛っておきました. 後で端子のカバーをつける際に邪魔にならないよう,内側に配線しました. 位置は適当です.

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次にプラス側を配線していきます. 外側から配線したのですが,内側からやったほうが良かったですね. 端子のカバーをつけるときに苦労しました.

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不安要素を減らすために,プラス側はテープで包んでおきました. スピーカーケーブルは大電流が流れるので,ショートの危険はできる限り排除しておきたいですね.

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片方の配線が終わったら,もう片方の方も同様に配線します.

両方の配線が終わったタイミングで,テスターを使い導通を確認.

完成

絶縁テープを付け,端子のカバーを取り付ければ完成です. f:id:Makungoron:20210831220625j:plain f:id:Makungoron:20210831223353j:plain ケーブル側の絶縁テープの感じが汚いですが,とりあえずそれっぽくはなりました.

アンプにつないで動作確認. 今回使用したのはHugues&Kettner TubeMeister 40 DeluxeとTM112. f:id:Makungoron:20210831223718j:plain スタンバイを上げ,ギターのボリュームを上げ…

無事,音が鳴りました.安心.

終わりに

はんだごてなどの電子工作用工具があれば,かなりローコストでスピーカーケーブルを自作できることがわかりました. はんだ付けは4回だけですし,こだわらなければ簡単に作れますので,皆さまも挑戦してみてはいかがでしょうか.